コミュニケーション講座 うつが治らない人のための集団認知行動療法@市川・千葉

認知行動療法コミュニティルーム(千葉県市川市)

コミュニケーション講座

自分のことを上手く話せない。
   変なことを言ってしまったらどうしよう。
      間違ったことを言って相手に迷惑をかけてしまうかも。
         もし、相手にとってつまんない話だったら嫌われるかもしれない。

コミュニケーションの行き詰まり

相手の話の意図などを「絶対に間違わず」に理解して、「完全に正しい」意見を考えて、相手や自分の気分を「少しも害さない」声のトーンで返事をし、場の空気を「決して崩さない」タイミングやテンポで会話を、「一度も失敗せず」に会話の終わりまで繰り返さなければならない。

と、うつで苦しんでいる多くの人は、つい考えてしまうのではないでしょうか。

会話は即興的な流れ

誰かと何気ない会話をするときには、ほぼ即興的な会話のやり取りをすることが多いと思います。そこには、あらかじめ筋書きが書かれた台本やマニュアルは用意されてはいません。

お互いに上手くかみ合って話が進むこともあるでしょう。
しかし、同じくらいお互いに上手くかみ合わないでいることもあるでしょう。

相手とコミュニケーションをとる時に、「上手く話さなければならない」「必ず相手の期待に沿う返答をしなければならない」と心のどこかで考えてしまっていると、とても苦しいものになります。
これは「失敗は絶対にしてはいけない悪いもの」と決めつけてしまう心からくるものです。その背後には「間違えると怒られる・笑われる」「失敗すると恥ずかしい思いをせさられる」などの心の錯覚が隠れています。

そして、心の錯覚にとらわれてしまうと、不安や心配が次々と襲ってきやすくなります。

心の錯覚にとらわれないようにするには、、、

遊びながらコミュニケーションの練習を

コミュニケーション講座では、「失敗」することが楽しい「遊び」に変わっていくプログラムを用意しています。相手のアイデアを肯定的に受け止めて、さらに自分のアイデアを発信する(Yes,and)。この繰り返しによって、予想もつかないストーリーの世界へ、遊びながら探索をすすめていきます。

例えば、「ワンワードストーリー」
これは、ひとり一文節ずつ言って、それをつないで物語を作っていく遊びです。

「こんなところに」
「おおきな」
「だいこんが」
「落ちている」
「さっそく」
「ひろって」
「煮て」
「食べよう」

正直、即興で作るこの物語は、誰もが納得する感動的な物語を上手に狙って作ることは非常に難しいです。

上手に作ることが目的ではなく、お互いに出した無責任なアイデアが、たまたま上手くいったり、ぐちゃぐちゃになったりしながら、「今、ここ」にある出来事に自己検閲(※)しない状態で物語をすすめていくことが狙いです。
(※自己検閲:自分で自分のアイデアを「これはいい」「これは良くない」と判断すること)

そして、この遊びの中では自分にとってバッドアイデア(失敗)でも、他の人にはグッドアイデア(ギフト)となって、心地の良い新たな刺激になることがたくさん現れてきます。

具体的なコミュニケーション場面の練習

具体的にコミュニケーションで困っている場面がある場合には、ロールプレイを通してより円滑なコミュニケーションを発見していくための練習も行っています。

例えば、

・上司と部下の関係で、一方的な指示に困っている場合
・学校と保護者との関係で、スムーズなコミュニケーションが取れない場合
・「NO」と言わなければいけないとわかっているのに、なかなか言えない場合
などなど、頭でグルグルと考えるより、実際の場面に沿って上手くコミュニケーションが図れるように何度も練習します。

その過程で大事なことは、他の参加者の意見やアイデアを参考にできることです。
当事者同士では見えなかったことや言えなかったことが、第三者の立場から意見やアイデアをもらうことで、新しいコミュニケーションのやり方、言い方・聞き方などの発見が生まれるチャンスが広がるのです。

このような体験を積み重ねていくことによって、あれこれと人間関係について深く考え込みすぎない態度や感覚を徐々に身に付けることができるようになります。 

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